霧ケ峰・ニッコウキスゲ
車の中で寝ているうちに、大雨はやんでいた。
先日の天気予報で、関東甲信越地方に局地的な大雨が予測されていた。

「さっき起きたとき、歩き出さなくてよかった。」
「『ぬれねずみ』ですきゅね」
まだこの先の天気は分からない。ゆっくり花を見られるうちに出発しなくては。
2匹はいそいそとリュックを背負った。

「どっちに歩くの?」
「車山じゃないほうだから、こっちですきゅ」
・・・この、きわめて直感的な道路選択が、のちの苦労を生み出すことに気づかなかった。

山肌にたくさんの花が咲いていた。
メインのニッコウキスゲ(黄色)はもちろん、アヤメ(紫)、イブキトラノオ(白)、など
色のはっきりした花があちこちで開いている。
空を覆う木もなく、景色が開けていて、とても気持ちがいい。
まだ空は曇っているが、自然な花の色を撮影するにはちょうどよかった。

もたもた撮影しながら歩き、霧ヶ峰自然保護センターへ着いた。
人がわらわらいる。バスや車がひっきりなしに到着する。有名な観光地だもんなぁ・・・。
車で来る人は早めの到着をおすすめする。

一息入れ、八島ヶ原湿原に向けて歩き出すと、ぐんぐん青空が広がってきた。陽射しが暑い。
朝の大雨が嘘のようだ。
が、なんだか道がだんだん険しくなってきた。だれも我々の進路へ向かっていない。
一応、看板通りに歩いてきたのだが・・・。

「モケ。なんかおかしくない?」
「・・・きゅ。」

笹藪の向こうから人がやってきた!
「すいません。あの、八島ヶ原湿原からいらしたんですか?」
「そうです。雨で道がすべりやすくなっているので気をつけてください。あと、道がわかりにくい
 ので、ビニールテープを目印に歩いてください。」
自然観察員さん? ありがとうですきゅ。でも、モケ、また道を間違えたようです。

かいぬしさまのモケを見る冷たいまなざし。しょんぼりですきゅ。

2匹は薄暗い道をかきわけ、藪漕ぎし、やっとこさっとこ、歩きやすい道にでた。
以下にのせた地図の緑色ルートは体力に自信がある方におすすめしますきゅ。

この藪漕ぎ以外の道は、かなりたくさんの花を見ることができた。いいところです。
みなさんは黄色いルートで歩いてみてね(本で調べました)。

帰り。駐車場のそばでトマトを売っていた。
びんぼうな毛者が1個だけ買おうとしたら、おじさんが「小さいから2個とっていいよ」。
おかげで2匹は1個ずつ食べることができました。
おいしかったのなんの♪ 甘いトマトでした。

撮影日:2004年7月11日   
歩行時間:6時間

毛者ルート
 車山肩〜
 霧ヶ峰自然保護センター〜
 沢渡〜
 八島ヶ原湿原(同じ道を戻る)

おすすめルート
 八島ヶ原湿原〜
 沢渡〜
 車山肩〜
 車山湿原
霧ケ峰高原案内図・沢渡の看板
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