♪やまでらの おしょさんが まりにしようか デブなモケ♪
「どうして、いつもモケはひどいめにあうんきゅか?」
♪運転も できないくせに 注文が おおい やくただずの 毛者 おまけに 吹雪〜 疫病神〜♪
(曲は適当です)
オペラなかいぬしにいびられながら、みみげ号は順調に山形北ICへ着いた。
いや、それにしても、すごい雪。なんど除雪車と伴走したことか。
「おい、レサ吉。この雪でも登るの?」
「・・・やめますきゅ」
「着いたら『かいぬしさま。せっかく来たんだから登りましょう』とか言うんじゃないの」
「さすが、かいぬしさま。よく」
ボコッ キュー!
「わかっていらっしゃいます・・・」
こんな大雪じゃだれもいないだろうと思っていた山寺には、絶え間なく参拝客がきていた。
みんな煩悩を抹消して、新年を迎えたいに違いない。
われわれも負けずに(←この時点で煩悩が人より多い)、一段一段階段を踏みしめていった。
階段にそって、何体も石仏や灯篭がある。
薄暗い杉林。どれも何百年も前から存在していそうだ。
そのすべてが雪に覆われ、おごそかな雰囲気を醸し出している。
まさに「閑かさや」。
「夏にきたとき、セミ鳴いてた?」
かいぬしさまが、夏に訪れたことがあるというので聞いてみた。
「忘れた。でも、木を見てみ。セミがくる木は少ないだろ。
ここにはそんなに沢山いないんじゃない?」
たしかに。
芭蕉さん、背中にセミがついてたんじゃなかろうか。
そんな余計なことを考えていたせいか
帰ってから、終点の奥の院まで行ってないことがわかった。
(五大堂と堂塔を勘違いしました。両方とも断崖に建っています。)
ガイドブックを見て、落ち込むレサ吉。
もう自分の心配しかしませんきゅ・・・。
立石寺(通称「山寺」)
立石寺は宝珠山全体が境内で、麓の根本中堂から奥の院まで1015段の石段があります。 この石段をのぼるごとに煩悩が消えるのだとか。
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撮影日:2004年12月30日
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